自作小説に表紙イラストをつける3つの方法!

小説を書いていると、表紙イラストが欲しいと思うことがあると思います。

アルファポリスやエブリスタ、ノベルバなど表紙を設定できる小説投稿サイトだと、どうしても表紙イラストのある小説が目立ちます。

素敵な表紙であればあるほど、視覚的に目を奪われて気になり、その小説ページを開いてみよう思うでしょう。

気に入った表紙イラストであれば、作者側としてもそれを見るたびにモチベーションが上がりますし、小説の続きを考えるのにも力が入るというものです。

自作小説に素敵な表紙イラストが欲しいけれど、どうすればいいのか分からない……とお悩みの方へ、今回はその方法をご紹介させて頂こうと思います!

表紙イラストを手に入れる方法は実にシンプルです。

簡単に答えるなら、「自分で作る」、「素材を借りる」、「絵のうまい人に描いてもらう」の三択です。

では具体的にどうすればいいのか、その方法を詳しく紹介していきたいと思います!

表紙イラストを自分で作る方法

絵心のある方なら、自分で描くのが一番手っ取り早いです。

メリットは自分で描くので、勿論無料です。著作権も何も気にせずにばんばん使える強みがあります!

デメリットは、絵の出来はその人の力量によるのが悩みどころといったところでしょうか。

アナログで描く場合

アナログで描ける人なら、コピー用紙などの白い紙に絵をかいて、スキャナーなどでPCに読み込みペイントソフトで色塗りすれば完成です!

スキャナーなんて持ってない! って方はスマホやiPhoneがあれば出来ます(ただし簡単なものに限る)

手書きイラストをデジタル化!アプリ「CamScanner」が便利すぎる

やまねあおいさんの記事を参考にすれば、簡単にアナログなイラストの色塗りが出来ます。

デジタルで描く場合

デジタルで絵を描く場合は、まずペイントソフトを用意する必要があります。

今人気があるのは、「CLIP STUDIO PAINT」というソフトです。

「食戟のソーマ」の作画をされている佐伯俊先生も、このソフトを使っているそうです。


体験版を使ってみて個人的にいいなと思ったのは、3Dデッサン人形を下書きの参考に出来る事です。

色んなポージングを自分で作れて、それをモデルにして描いていけばバランスがとれた人物を描けます。

5千円と良心的なお値段でかなりの機能を兼ねそろえたソフトで、お買い得感が半端ないなって感じです。

ペイントソフトは一つ何か持っておけば、表紙のロゴを作ったりなど何かと役立ちます。

有料のペイントソフトを入れておいた方が、使い方の解説サイトなどが豊富なので扱いやすいです。

 

ちなみに私は、「Paintgraphic」という超絶マイナーソフトを使っています。

昔、ホームページビルダーを買った時におまけとしてついていたペイントソフトです。

その当時、お店で買うと3000円ぐらいの価値だったと思います。

このブログで使っているアイコンも「Paintgraphic」というソフトを使って描きました。

今はバージョンアップして3まで出ているようです。

Paintgraphic 3

この「Paintgraphic」、マイナーすぎて使い方の解説サイトがほぼありません。

時間のありあまっていた学生時代、試行錯誤して使い続けた結果、このソフトの良い機能を見つけました。

「Paintgraphic」には円弧ツールというありがたいツールがあります。

これがあれば直線も曲線も繋げて描く事が出来ます。

線が歪んでないだけで、絵がそれっぽく綺麗に見える不思議。

絵のセンスがなくアナログで描けない私は、マウスでその円弧ツールを使い、ひたすらカチカチと円弧を繋げてパーツを作り、コピー&ペースト、反転、回転、移動を駆使して何とか絵を描いていました。

アナログで描けなくても、お手本を見ながら地道に組み立てていけば、線画ぐらいならなんとかなります!

 

 

 

 

 

 

上の画像はとあるゲームのキャラクターの立ち絵を見本に、ミニキャラとして私が「Paintgraphic」の円弧ツールを使って描いたものです。すんごーい昔に。

データム・ポリスターからPS2用に発売された恋愛アドベンチャーゲーム「そしてこの宇宙にきらめく君の詩」の双子キャラ(左がミケール、右がエディオス)です。

 

 

 

 

 

 

 

(↑当時、公式サイトで使われていた画像です)

アナログで描けなくても、デジタルな電子機器を駆使すれば、線画ぐらいなら何とかなります。

ただ色塗りは難しい。納得のものが出来るまで、かなり時間はかかる事でしょう。

その結果、小説を書く時間がなくなるのは本末転倒……ということで、そんな時間ないよって方は次の選択肢に行きましょう!

表紙イラスト用のフリー素材を借りる方法

世の中には素晴らしいクリエイターさんがいらっしゃいます。

その中でも、ある条件付きで無料で素材を提供して下さっている素晴らしいサイトもございます。

規約をよく読み条件を守って借りることで、素晴らしいイラストを借りる事ができます。

メリットは、無料でクオリティーの高いイラストを借りれる!

デメリットは、イメージに合うものを探すのに時間がかかる……といったところでしょうか。

お洒落なカバーイラストを借りる場合

「Pixiv」で「小説表紙」と検索すると、本の表紙として使えるカバーイラストをフリーで配布しているユーザーがたくさんいらっしゃいます。

お好みの表紙を探してダウンロード

お使いのペイントソフトを開きタイトルのテキストを入れる

それだけで簡単に本屋さんで売っているような表紙が完成します。

ただ、あくまでも借りるので利用規約はよく読んでから使われるようにして下さい。

柄物の表紙じゃなくてキャラクターを全面に押し出した表紙が欲しい方は次へどうぞ。

キャラクターメインの表紙を作る場合

キャラクターメインの表紙を作りたい場合は、キャラクターのフリー素材を借りましょう!

星宝転生ジュエルセイバー

株式会社ブリリアントサービスが制作と運営を担った、完全オリジナルゲームのキャラクター達を無償で貸し出ししています。

約370人分のキャラクター素材が豊富にあり、商用利用OK、画像の改変OK。

利用報告(「フリーコンテンツ」を利用した作品の公開から4週間以内)と著作権表記は必須ですが、かなりクオリティーの高いキャラクター達ばかりですので、イメージに近いキャラが居るなら借りるのはありだと思います!

作品のタイトルを入れて表紙として利用してもかまいません。

↑見本画像です。

ジュエルセイバーFREE

サイトURL:http://www.jewel-s.jp/

この記事のトップ画像は「ジュエルセイバーFREE」さんから素材をお借りしています。

キャラクター素材を提供してくれているサイトをこちらにまとめていますので、是非参考にされて下さい。

【厳選】無料で使えるキャラクターフリー素材を紹介します!

イメージに近い素材があればいいのですが、やはりオリジナルではないのでしっくりこない。そんな方は次の選択肢へ行きましょう!

表紙イラストを、絵のうまい人に描いてもらう方法

自分で描けない。探したけど合うものが見つからない。それなら、要望を伝えてオンリーワンの表紙を描いてもらうのが一番手っ取り早いです。

メリットは、自分好みのオンリーワン作品を描いてもらえる!

デメリットは、人に頼むのでよっぽど仲の良い友人でもない限り、多少なりともお金がかかるといった所でしょうか。

無料で描いてもらう場合

Pixivやツイッターなどで、絵を描くのがうまい人と交流を図りましょう。

仲良くなってお願いしてみると、イラストの練習中でお題が欲しい方なんかは、引き受けてくれる方もいらっしゃいます。

ただこの場合、あくまでも無償で引き受けて下さっているので、あまり細かい要望を伝えるのは気が引けます。

さらに、出来上がりが想像していたものと違った場合に、リテイクをお願いしたいけど、無料で描いてもらっている手前、そこまで図々しくも出来ない。

その結果、頂いた作品をどう扱うかに困ることもあるかもしれません。

メリットは、無料で手に入れる事が出来る。

デメリットは、絵描きさんと仲良くなるのに時間がかかる。もし引き受けてもらえたとして、その作品がイメージと違った場合の扱いに困る。

そういった煩わしさが嫌な方は、お金を出して描いてもらいましょう。

有料で描いてもらう場合

知り合いに絵のうまい頼める人なんて見つからない……

そんな時はクラウドソーシングサービスを利用しましょう!

おすすめなのは、「スッキリ!」や「朝イチ!」、「がっちりマンデー」でも紹介された、特技を売り買いできるマーケット「ココナラ」です!

こちらは私がココナラで依頼して、ハルソラさんに描いてもらった自作小説「獣耳男子と恋人契約」のヒーロー、コハクとシロです。

妖怪白狐と人間のハーフで二重人格設定なので、人間verと妖怪verの2枚を対になるようお願いしました。

かかった金額は2枚で税込み2160円。1枚あたりわずか1080円です。

この安さで、イメージ通りに仕上げて頂いたハルソラさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです! ありがとうございました!

多少のお金はかかりますが、ココナラなら安い方で500円から、アイコンイラスト作成を請け負ってくれる方がいらっしゃいます。

好みの絵を見つけたら、お財布と相談しつつダイレクトメールで絵師さんとコンタクトをとりましょう。

最初は描いてほしい絵をDMで相談してからが良いです。

了承がとれたら購入してトーク画面でやり取り開始です。

お金を払うので、遠慮なく事細かに自分の要望を伝えて構いません。

絵師さん達も具体的にイメージを教えてもらった方が仕事がやりやすいので、お互いにWin-Winの関係が成り立ちます。

あくまでもビジネスですので、リテイクも受け付けてくれます。(数は決まっているでしょうが)

興味がある方は、好みの絵師さんを是非探されてみて下さい。

ココナラで自作小説のイラストを依頼してみた! 注文から納品までの流れをご紹介します!

私が実際にココナラを利用した時の感想と、注文から納品までの流れをまとめた記事ですので、やり方が分からないよ~という方は是非ご一読下さい!

サイト名:ココナラ

サイトURL:https://coconala.com/

ワンポイントアドバイス!
お金はそこまでかけれないけど、自作小説のオリジナル表紙が欲しい方は、「アルファポリス」や「ノベルバ」など、自作小説を投稿してインセンティブがもらえる小説投稿サイトの利用を考えられてみて下さい。

毎日コツコツと投稿すれば、ちりも積もれば山となるで表紙イラストを発注できるくらいの金額は稼げると思います。

興味がある方は是非、「アルファポリスの投稿インセンティブっていくら稼げる?」の記事をご覧ください。

私が実際に小説を投稿して半年間で稼げたインセンティブ額を暴露しています。

長期的に時間をかけていいならば、自作小説でオリジナル小説の表紙代を賄う事も十分可能です!

まとめ

オリジナル小説の表紙を手に入れるには、自分で作る、素材を借りる、誰かに描いてもらうの三択です。

どれくらいのクオリティーの表紙イラストを希望するかでも、入手法は変わってくると思います。

オリジナル小説のことは、キャラクターにしてもお話の内容にしても、作り出した作者自身がよくわかっています。

絵心があれば、自身で作るのが一番その作品の良さを引き出せるので、望ましい形なんじゃないかなって思います。

しかし、一から絵を描く事は難しく時間もかかります。

私自身、オリジナル小説の表紙は自分作りたい気持ちが強かったのですが、絵を描く時間も、画力もなく断念しました。

そんな時、ココナラでハルソラさんのサンプル画像に一目ぼれして、この方に描いてもらいたい! って強く思いました。

申し込むまではどんな絵が完成するかビクビクしていたものの、やはりプロは違いました。

ラフ画の時点でもう素敵すぎて感無量でした!

クオリティの高い表紙イラストを求める方は是非、「ココナラ」がおすすめです。

 

 

 

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