毎年1月から応募が開始される「アルファポリス恋愛小説大賞」
実はハナもひっそりと参加しておりました。
参加していたのは「呪われた仮面公爵に嫁いだ薄幸令嬢の掴んだ幸せ」という作品です。
ミリオンボーナス狙いで100位以内残れたらいいな……ぐらいの気持ちで参加したらなんと、奨励賞をいただきました!
応援してくださった読者の皆様のおかげです、本当にありがとうございます!
初めて参加したのが確か、第11回。
あの時もミリオンボーナスキャンペーン狙いで、仕事と家事、育児に追われながらも、寝る間を惜しんで四苦八苦しながら5万字更新した苦い記憶が蘇ります。
そこから5年経ち、一次選考に残してもらえるくらいには書けるようになったんだなと密かに成長を感じる事が出来て嬉しかったです。
実はそのうち3年間くらいはほとんど執筆活動をしていませんでした。
去年の4月に「comicスピア コミカライズ原作大賞」で「異世界転生して幻覚魔術師となった私のお仕事は、王子の不眠治療係です」という作品が準大賞と特別賞をいただき電子書籍化とコミカライズ化が決定、再び小説を書きたいなと執筆を再開したんです。
(Renta!様で電子書籍は配信中ですので、よかったら覗いてみてください♪)
そして同じ年の12月に、第11回恋愛小説大賞に参加していた作品「汚名を着せられ婚約破棄された伯爵令嬢は、結婚に理想は抱かない」が、「第1回BKコミックスf令嬢小説コンテスト」で佳作をいただき、なんとコミカライズがただいま進行中なのです!
去年受賞していた2作品、実はアルファポリスの恋愛小説大賞とファンタジー小説大賞にそれぞれ昔応募していた作品なのですよ。(当時は奨励賞なんてかすりもせず、ミリオンボーナスもらえたら嬉しいな~って感じで参加していたエンジョイ勢です)
あの当時、色々小説のコンテストのタグをつけては良くて一次選考止まりでした。
小説投稿サイトのランキングでも上位を狙うのは厳しくて、中々読んでもらえない。
次第に小説を書かなくなり、ゲームや漫画読む方が面白いやとなって3年の月日が流れました。
その間、応募できそうなコンテストにはこっそりタグだけつけたり、別の小説投稿サイトに転載して応募したりしていました。
ダメ元でやっていたので、まさか自分の作品がマンガ原作のコンテストで受賞するとは夢にも思わず、また物語を作ってみようかなと執筆欲が出てきたんです。
昔から漫画を読むのが好きで、実はきちんとした小説って読んだ事がないんです。
紙の本で活字を追いかけると眠たくなる典型的な読書苦手っ子でした。
ただ物語を考えるのは好きで、昔はオリジナルゲームなんかを作ったりしてて大人になると共に時間が取れなくなり、小説という媒体で自分の作った物語を誰かに楽しんでもらえたらと書き始めました。
けれど読書をしてこなかったツケといったらいいのか、語彙力が乏しく伝えたいイメージはあるのにそれを言語化できないもどかしさに最初は苦しみました。
漫画やアニメ、ゲームなど絵で描かれている所を、言語化して説明しないといけない小説って本当に難しいですよね。
それでも分からない所は調べて書き続けた作品が時を経て、漫画にしていただける機会を得られた事が本当に嬉しかったです。
小説でも漫画でもゲームでも、伝える手段に特にこだわりはありません。
どんな媒体でも自分の作った物語に触れて、誰かが楽しんでくれたら嬉しい。
その時に私が出来るやり方でこれからも発信していけたらと思います。
奨励賞=一次選考突破
ではありますが、昔の私には届かなかったもの。
少しは小説も書けるようになってきたんだって実感出来て、素直に嬉しかったです。
執筆を再開してからは、書きかけの作品「悪役令嬢は隣国で錬金術を学びたい!」の続きを10万字ほど書いたり、短編を書いたりしつつ、リハビリとして一人称と三人称の長編作品をそれぞれ完結させるっていうのを目標にしていました。
一人称で完結させた作品→「ヴァンパイア皇子の最愛」
三人称で完結させた作品→「呪われた仮面公爵に嫁いだ薄幸令嬢の掴んだ幸せ」
ヴァンパイア皇子の方は、流行を気にせずただ吸血鬼ものを書きたい欲求を満たすために書いた作品です。
完全ノープラン。
キャラを頭の中で転がしつつ、やりたい放題しながら書く楽しさを思い出すために文字化してみたとでも言ったらいいのでしょうか。(2ヵ月で約20万字を書き上げた気がする……一人称は書きやすい!)
逆に呪われた仮面公爵の方は、3作品ほど短編を小説家になろうにアップして一番ポイントが取れた作品を長編化したものです。
流行を意識して「不遇からの脱却」+「令嬢」+「溺愛」を意識しつつ、最初にある程度プロットを考えて書いた作品です。
短編と合わせて、創作に費やしたのはおよそ4ヶ月くらい。(妹をざまぁで終わるか改心させるか、中々プロットが定まらずかなり悩んだ……そして慣れない三人称で頑張った……)
普段作らない相関図を作ったり
キャラクター設定まである程度全員分書きこんで頑張りました。
そのおかげで奨励賞とれたのかもしれない……
いつもは頭の中でぽやっと立てたプロットやキャラ設定を頼りに、コロコロ脱線しながら展開していくので……
ちなみに執筆に使用していたのは作家さん専用の小説執筆ツール「Nola」です!
初めて使ったのですが、色々細かく設定できるのが便利で忘れがちなキャラ設定を綺麗にまとめる事が出来るので大変良きです!
ただこの小説で私は夢を一つ叶えました。
それはタイトルを最終話のサブタイトルに使うというやつです!
「呪われた仮面公爵に嫁いだ薄幸令嬢の掴んだ幸せ」
ラストシーンの結婚式で、リフィアがオルフェンの手を幸せそうに掴んで歩き出すシーンで終わるのですが、
掴んだ幸せ=オルフェンそのもの
って意味を込めたくて、このタイトルを最終話のサブタイトルにしたかったんです。
ただ一つ後悔があるとすれば、カクヨムコンに応募してて更新分確保のためにラストを駆け足で書き上げたんです。
リフィアがオルフェンの手を掴んで歩き出す先が、休憩室っていうのがどうも頂けない!
休憩室でイチャイチャする未来しか見えないので、いつか時間が出来たらラストを少し書き直そうかな……
ちなみに上の図が今回のインセンティブです。
ミリオンボーナスキャンペーン(最終28位) 12000スコア
奨励賞 5000スコア
2月分 5477スコア
1月分 6879スコア
他に小説は更新していないので、だいたいは一作で稼いだスコア? と考えても良いのかなと思います。
最高でHOTランキング2位まで初めて登れました。
表紙入り出来たのは初めてで、とても嬉しかったです!
以上、第16回アルファポリス恋愛小説大賞応募レポートでした。
皆様に楽しんでいただける物語を作れるよう、これからも精進していこうと思います!
アルファポリスのWEBコンテンツ小説大賞全般に言える事なのですが、こちらのコンテストは奨励賞の作品には事前に連絡などは来ません。なのでもし落選した場合は別のコンテストに応募したいと思っておられる方は、少し注意が必要です。
奨励賞=一次選考突破 扱いなので、アルファポリス様の方で書籍化される作品もあれば、されない作品もあります。むしろされない作品の方が多いです。
応募したいコンテストの規約で「未受賞」の作品に限る場合などは、アルファポリス様の方で「奨励賞」をいただいたら応募規約違反となるため選考対象外となり、勿論受賞もできません。
アルファポリス様の運営に連絡して出版の優先権自体は返却してもらう事は可能ですので、規約にそのように書かれていないコンテストには応募可能です。
もし新人賞に応募を考えられている方は、ご注意ください!
新人賞系のコンテストは規約に、他のコンテストで受賞していないもの、未受賞、未発表のものに限るなど書かれている場合が多く、「奨励賞」をいただくと使いまわしは出来ないと思った方が良きです。
アルファポリス様で本を出したい! と確固たる意志がある方のみ参加されるがベストなコンテストです。(これはアルファポリス様のコンテスト応募規約にもしっかりと書かれています)
コンテスト受賞を狙っている方は各コンテストの規約をきちんと読んで、自分の作品に合ったコンテストを目指して書くのが一番良いのかもしれません。
この記事のトップ画像と挿入している画像は、第16回アルファポリス恋愛小説大賞ページよりスクリーンショットをお借りしています。
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