小説を書いていると執筆が捗らない事があると思います。
- 話の続きが思いつかない。
- 書きたいのに、思うようにうまく表現して書けない。
- 自分で面白いと思っても、読み返すと全然つまらないと感じてしまう。
この記事では、そんなスランプに陥ってしまった時の対処法をご紹介します。
何故書けないのか、まずは理由を見つけみましょう。
続きが書けないのには、何かしらの理由があるはずです。
その理由を探ることで、自分に今何が足りていないのか、必要なのかを見つける事が出来ます。
目次
話の続きが思い浮かばない時の対処法
考えても考えても、面白い話が思い浮かばない。
それでも無理して文章にして読み返しても、全然面白くなかった。
書いては消して、書いては消してを繰り返し、何れは書くことさえ億劫になってしまう。
そんな悪循環に陥らないためにも、話の続きが思い浮かばない時は、無理して考えるのを一先ず止めてみませんか?
人間の脳は見たり聞いたりした事を、自分の中へどんどん蓄えてインプットしていきます。
小説を書く時、私達は今までインプットした知識や感情など、様々なものから練り出したアイデアを吐き出していきます。
これをアウトプットと言います。
考えても話の続きが思いつかない時っていうのは、インプット不足でアウトプットが出来ない状態になっているのです。
例えるなら、胃が空っぽなのに吐き気が止まらず、無理に吐き出そうとしている状態と一緒です。
それを続けてしまえば、何れは胃酸で自分の喉や食道を傷つけてしまうように、身体を壊してしまうかもしれません。
好きな事をとことん楽しもう
- 読書をする
- ゲームをする
- 漫画を読む
- ドラマや映画を見る
- 音楽を聴く
- Youtubeを見る などなど……
一度筆をおいて、自分が好きな事をめいっぱい楽しんでみて下さい。
そうすれば自分の中に新たな構想や価値観など、執筆に役立つ情報がインプットされていきます。
他の作品に触れる事は色々発見させられる事もあり、とても勉強になります。
私自身、筆が乗らない時はよく読み専になってます。
やっぱり他の人が書いた作品というのは、自分にはない発想があって面白いのです。
凝り固まった固定概念をグラングランと揺らしてくれます。
読めば読むほど勉強になりますし、そうしてインスピレーションが高まれば、良いアイデアが浮かんできたりします。
活字をおいかけるのが疲れる時は、アニメやドラマ、映画など映像媒体を見るのもおすすめです。
書きたい小説のジャンルのアニメを見たり
笑いのネタが欲しくてお笑い番組みたり
そんな急展開ありえないだろうとツッコミながら韓国ドラマを見たりして
異なる価値観のインプットに励んでます。
漫画喫茶にこもったり、レンタルショップで借りてきてもいいでしょう。
昔はよく近くのゲオで借りてきてましたが、田舎に住んでるため店が小さく借りれる作品数も少ない!
しかもいい年した大人が、漫画とかアニメのDVDを店頭で借りるのは恥ずかしい。
セルフレジもありますが、借りるものを選んでいる時に知り合いにでも会おうものなら肝が冷えます。
そんな時に私がよく利用していたのは、ゲオの宅配レンタルでした。
月額レンタルだと、最安で1カ月4枚まで980円で新作も旧作も借りれます。
毎月新作を見たい方は月額コースがお得ですが、
旧作を見たいだけなら、スポットレンタルで借りた分だけ払った方が安くつきます。
返却はポストに投函するだけなので、恥ずかしい思いをすることなく借りれるのですごく便利です!
ちなみに今は宅配レンタルを卒業し、Amazonプライム会員になっているので、
年間4900円(月額なら500円)で映画やアニメお笑い番組など色々見放題で、音楽も聴き放題です。
Fire TV Stickという5000円くらいのテレビに接続する小さな出力機器を買えば、テレビで見れるのですごく便利です。
新登場 Fire TV Stick – Alexa対応音声認識リモコン付属 新品価格 |
YouTubeやアニメをよく放送してる「アベマTV」なども見れるので、もっと早く買えばよかったなと当時は思ったものです。
もしインセンティブ制度のあるアルファポリスで小説を投稿していれば、
貯まったスコアをAmazonギフト券に換えれるので、貯めれば無料で手に入れる事も可能です。
アルファポリスの投稿インセンティブっていくら稼げる? 半年間で稼いだ額を暴露します私は貯めたスコアでprime会員費を払い、Fire TV Stickを買いました。
返却のためにポストに投函しにいく手間もいらず、
リモコン操作だけで簡単に好きなものを見れるのですごく便利です。
アニメ好きな人は「dアニメストア」もおすすめです。
アニメの数が、Amazonプライムの比ではありません!
機種変更した際についていたオプションで利用していたのですが、オタクには天国でした♪
ドコモユーザーじゃなくても登録できるので、興味ある方は是非活用してみて下さい。
というわけで話の続きが思い浮かばない時の対処法は……無理して書かない!
好きな小説や漫画、ゲームなどをやったりしてインスピレーションを高めてみましょう!
そうしているうちに、自然とアイデアが浮かんでくると思います。
思うように表現して書けない時の対処法
書きたいアイデアはいっぱいある。
でもそれがうまく表現できない。
読み返すととてもチープな文章になっていて泣きたくなる。
そんな時に痛感するのは、
- 語彙力の乏しさ
- 表現力の低さ
- 比喩表現の下手さ
と、主に文章を書く技術力の面の問題だと思います。
私自身あまり本を読んでこなかったので、その辺はかなり痛感してます。
しかし今の時代、簡単にネットで検索する事が出来ます!
分からないなら検索してしまえという事で、私が実際に使っている便利サイトを紹介します。
良い言い回しがすぐ見つかる! 類語・対義語辞典「Weblio」
私がよくお世話になるのは「Weblio」という辞書サイトです。
「言う」という文章を違う表現に置き換えたいけど、言い回しが思いつかない。
そんな時に重宝するのが、この類語・対義語辞典です!
「言う」という文字を入れて検索すると色んな言い回しが出てきます。
「吐露する」「話す」「述べる」「口走る」「言い放つ」「囁く」など、
どんなキャラがどのように言ったのか、どれくらいの音量で言ったのかなど、
色々イメージするとその場にぴったりな言い回しがきっと見つかります。
小学生の作文のような「●●が言った。」「●●が言った。」という語彙力の乏しさを補えます!
表現描写に困ったら、「日本語表現インフォ」
怒っている人の描写を書きたいけれど、どう表現したらいいのか分からない。
そんな時に使って欲しいのは「日本語表現インフォ」というサイトです。
ただ「怒っている」と言っても、その状態の幅はかなり広いし
怒っている人の感情を書きたいのか、現れる態度を書きたいのか
内面的なものか外面的なものかによっても、かなり表現方法は変わってきます。
体の部位を使っての表現方法やその度合いによっての表現方法など
かなり参考になる部分もあるので、困ったら覗いてみて下さい。
気分が乗らずに書く気になれない時の対処法
モチベーションの低下で書く気になれない時は、思い切って筆を一旦おいてみましょう。
ブックマークや評価をつけて、自分の作品の続きを待っていてくれている人が居る。
貴重な読者様のためにも続きを何としても書かなければ……書かなければ……何としても書かなければ……
そうやって自分を追い込むうちに、いつの間にか楽しくて書いていたものが、義務のようになってしまっている事がありませんか?
一旦筆をおいて、原点に立ち戻ってみよう
初めて小説を書きたいと思った時の感情を思い出してみて下さい。
人は誰しも大きく影響を受けた作品を持っていると思います。
素晴らしい作品に触れて、
- 胸が打ち震えるような感動を味わった日のこと
- 思わず笑いが止まらなくなってしまった日のこと
- 寝るのも惜しいくらいに続きが気になって夢中で読んでしまった日のこと
心が大きく動かされた日の事を思い出してみて下さい。
原点に戻ってその作品を読み返したら、その当時とは違った新たな発見があるかもしれません。
誰だって初めは楽しく書いていたはずなんです。
だって楽しくないと人間ってやりたくありませんから。
その時の気持ちを思い出したら、自ずとやりやくなるものだと私は思います。
ちなみにこれは余談ですが、私が創作したいと思った原点は自作ゲームにあります。
コンシューマーのゲームに飽きて、ネットで見つけた自作ゲームの紹介サイト。
そこで試しにDLしてみたゲームが、めちゃくちゃ面白くて見事にハマりました。
特に印象に残っているのが、「波風の詩」というサイトで公開されていたダークな恋愛ものです。
残念ながら今は閉鎖されていますが、佐渡さんの作られていたゲームが多分、私の原点だと思います。
それから勉強がてら様々なゲームで遊ばせて頂きました。
独特な世界観と、心に直接響きかける余韻の残るストーリー
軽快なノリとテンポの良い音楽の中で自由に動くキャラクター
想いをダイレクトに作品に反映されているため、共感しやすく心にストンと馴染む面白さ
一人一人姿形が違うように、考え方もそれぞれ違う。
プロとは違う普通の人目線で作られた手作り感あふれる作品があまりにも斬新すぎて、脳天を思いっきりぶち抜かれたように、大きく感性を揺さぶられました。
憧れが夢に変わるのにそう時間はかからなくて、時間の有り余っていた学生時代、自分も作ってみたいと思うようになりました。
文も書けない絵も描けないズブの素人が、一からどこまで出来るか試してみたかったんです(無謀)
作成してみると分かるのですが、
短いゲームでも音楽や立ち絵、スチル、シナリオなど色々なものを準備する必要があり、
それをパズルのように組み立てていかないといけません。
膨大な時間がかかり、これは愛がないと出来ないなと深く実感しました。
でも、当時はそれが超楽しかったんです!
今思えば中二病あふれる設定にふわっふわの世界観、
へったくそな絵に台詞をつけて恥ずかしいことこの上ないですが、
自分の作ったキャラクター達が物語を紡いでいく姿が楽しくて仕方なかったです。
結局ミニゲームを一つ完成させただけで力尽きてしまいましたが、未だにそれは「Vector」さんでDL出来たりします。
昔作った自作ゲームの紹介(ハナの黒歴史をのぞいてみたい方はこちらからどうぞ↑)
就職してゲームを作る時間が取れなくなって、それでも何か創作したい。
辿り着いた先が、小説という形で自分の考えた物語を形にしたいという思いでした。
スランプに陥った時にこのゲームを開くと、懐かしい気持ちがこみ上げると同時に、若気の至りな黒歴史に悶え苦しむハナですが、
あの頃より面白い物語を作ってやるぜ!
と、モチベーションを上げるにはもってこいだったりします。
何もする気が起きない。創作意欲が湧かない。
そんな時は、貴方の運命を変えてくれた一作に、創作したいと強く思ったきっかけになった作品に、触れてみてはいかがでしょうか?
腰を据えて執筆する時間がとれない時の対処法
PCの前にどっかり座って作業する時間がとれない。
そんな時、私がよく利用しているのは「ソムノート」というメモ帳アプリです。
スマホにDLしていれば、出先でも浮かんだアイディアをメモ出来るので非常に便利です。
隙間時間を利用して小説を書いている私としては、とても重宝しています。
ネットに繋げればクラウド上でデータは保存してくれるのでPCともすぐに同期されます。
詳しくはコチラの記事(スマホで小説を書くのに便利なメモ帳アプリ『ソムノート』android、iPhone対応!)で紹介しているので、よければ活用されてみて下さい。
嫌味な感想が来て、続きを書くのが億劫になった時の対処法
作品っていわば、自分の子供のように大切なものだと思います。
そんな可愛い我が子にいちゃもんがついた。
親としては何してくれとんじゃコラー! って怒りたくなります。
しかし、一呼吸おいて考えてみて下さい。
頂いた感想も、書いてくれた方が貴重な時間を割いて書いてくれたものです。
現実を直視するのは怖いですが、冷静に受けて止めてみましょう。
作品をよりよくしようと思って書いてくれたものかもしれません。
そういう考え方もあるんだなと参考にする事も出来ます。
○○が分かりにくいです→描写不足かもしれない
○○話からつまらなくなりました→展開に無理があったのかもしれない
○○のキャラがうざいです→不自然な行動をさせているかもしれない
というように、気付かなかった問題点が見えてくるかもしれません。
上を目指すなら真摯に受け止めて作品と向き合う事で推敲できますし、
趣味で書ているものでそこまで指摘されたくなければ、それを主張すればよいのです。
それを踏まえた上で、貴重な時間を割いて作品(我が子)に向き合ってくれた読者様へ、
感謝の気持ちを持つ事は大切だと思います。
ただ、中にはどうしようもない感想が寄せられるのも事実です。
小説家になろう日刊トップに入っている作品をみると分かりますが
読んでないのに、感想欄だけを読んで批判しているコメントなどもあったりします。
中には作者の人格を否定するようなものなどもあったりして、荒らしているとしか思えないものもあります。
あまりにも続くようならブラックリストに入れるなり、
運営にお願いしてコメントを削除してもらうなりしたがいいかもしれません。
しかしそうすることで毒を吐く読者の方に刺激を与えたくないのであれば
あえて何も返信しないのもいいんじゃないかなーと思います。
無関心を貫く事で、存在自体を見なかったことにするのです。
反応がなければ相手も面白くないので、荒らしさんはそのうち居なくなります。
どうしても執筆に集中できなくなるのならば、感想欄を閉じてみるのも手です。
私自身、あまり感想の返信をするのが得意ではなくて
感想を頂けるのは大変嬉しいのですが、その返しを考えるのに時間がかかる、かかる……
かかった上にろくな返しも出来ずに、申し訳ない気持ちでいっぱいになり閉じたこともあります。
貴重な意見も頂けませんが、執筆に支障が出るなら開いておく必要はないと思います。
最悪、完結してから開けばいいんです。
そうすれば全体を通して読んでくれた方がコメントを残してくれたりしますし。
執筆する上で精神状態って結構重要だと思うんです。
その苛立ちや悔しさをエネルギーに変えて執筆できるならそれでいいし、
気にしすぎて書きたくなくなってしまうなら、シャットアウトしちゃいましょう!
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