『カクヨム』本気で上を目指す人に使って欲しい小説投稿サイト

カクヨムはあの有名な出版社「KADOKAWA」と有名なブログサービスを提供する「はてな」が共同開発した小説投稿サイトです。エブリスタ同様、大手企業がバックボーンについており、こちらもコンテストが盛んに行われています。

カクヨムの特徴

カクヨムは交流を持ちたい人に向いている!

「小説家になろう」や「アルファポリス」が投稿したばかりの新作が読まれる確率が高いのに対して、「カクヨム」はほとんど新規投稿作品は読まれません。

試しにアルファポリスに掲載していた短編を投稿してみた所、読まれたのはほんの数人のみでした。

エブリスタ同様、作家や読者との繋がりが密な小説投稿サイトのようで、ペーペーの新人作家は全く相手にしてもらえない印象を受けます。まずはツイッターのようにフォローしてフォロワーを増やせという事なのでしょうが、コミュ障の私には正直荷が重い。

とはいえ、得意な人にはこれはチャンスだと思います。他の作者や読者さんとのコミュニケーションは取りやすそうなので、交流を図るのが好きな人は楽しみながら執筆できるんじゃないかなって思います。

カクヨムの求めているもの

コンテスト概要にも書かれていますが、カクヨムが求めているものは、読者と交流しその声に耳を傾けて作品を見つめ直すことで、より良い作品を創り上げ、より多くの人々に楽しんでもらうことです。

読者さんの積極的な参加を図るためか、カクヨムではコンテスト期間中にgoodレビュワー”大”発掘会なるイベントが開催されています。自分のレビューが選ばれたら、2000円分の図書カードがもらえて読者さんも楽しめます。

なのでもし面白い作品を見つけたら、積極的にレビューを投稿してみるのも良いかもですね。客観的に作品を分析できるという事は、その物語の本質を捉えておかないと出来ません。このお話で作者の方が何を伝えたいのか、それを考える事で、自分自身の勉強にもなると思いますし。

作者でありながら、読者でもある。両方の視点から捉えてみて初めてみえる事もあると思いますし、そんな読者様から頂けた感想やレビューは一生の宝になると思います。

そんな風に繋がりを大事にしているカクヨムさんは、他の小説投稿サイトよりレビューや感想はもらえやすい印象を受けますし、ページごとに応援機能がついていて、誰が応援してくれたのか確認することも出来ます。

この話は面白かったんだ、この話はいまいち人気がないなど、1話ごとにダイレクトに数字(ハートの数)や書かれた応援コメントで確認できるのは、カクヨムさんだけじゃないかなって思います。人気のある話とそうでない話の原因を考え追及する。そうやって、作者と読者が二人三脚で作品をブラッシュアップしていくことで、より面白い作品が出来る。それがカクヨムさんの狙いだと思います。

小説を書く時って、ある程度構想を考えて書くと思うんですよね。まぁ、設定だけで見切り発車してしまう時もありますが(私のように……)。それでも、ある程度ラストはこんな感じにしようぐらいの大まかな構想ぐらいはあると思うんですよ。そこにたどり着くまでのプロットをよく考えてないだけで。

そんな方(見切り発車様)にはカクヨムで書くのはすごく楽しそうだと思うんですよね。

人気のある話とそうでない話を分析して、読者が求めているのはこういう話なんだってリアルタイムに感じながらお話を書いていけるので。あえてこの1話はウケを狙ってみようとか、この1話は物語の核となるシーンだから自分の意見を曲げないで書こうとか、色々試すことが出来ます! そうやって読者の意見と自分の意見を上手く融合させながら作品を完成さていく。

完結出来れば間違いなく、その作品を書く前の自分より作家としての技術は高められていると思います。書籍化を狙う場合は、多くの読者に面白いと思ってもらえる作品を作らないといけません。リアルタイムで声を聞きながら執筆できるカクヨムは、本気で上を目指したい作家さんには素晴らしい練習場になると思います。

カクヨムは大器晩成型の小説投稿サイト

「小説家になろう」や「アルファポリス」のように、出だしで掴んで人気をとる小説投稿サイトがスタートダッシュ型だとすれば、「カクヨム」は読者との繋がりを大切にし、レビュワーが更なるレビュワーを連れてきてくれて人気が出る大器晩成型の小説投稿サイトだと思います。

スタートダッシュ型のように出だしで掴めなければ失敗に終わる小説投稿サイトでは試せない事が、カクヨムさんでは試せるわけです。愛着のある作品の可能性を追及していける楽しさがあるって、作家にとっては嬉しい事だと思います。

そんなカクヨムさんには中々面白い機能があるようです。

キャッチコピーで読者の心を掴もう!

小説なんだから文章で勝負しろと言いたいのでしょう。表紙などはつけられませんが、35文字以内でキャッチコピーを入れる項目があります。

ランキングなどには、必ずそのキャッチコピーが表示されており何ともカラフルです。ここで目を惹ければ、小説のページを開いてもらえる確率がぐんと上がりそうです。

なんせ、タイトルより大きく表示されていますから!

別の小説投稿サイトは、タイトルで目を惹かないと中々読んでもらえませんが、カクヨムは上手いキャッチコピーを考えれば、文学的でお洒落なタイトルでも読んでもらえそうな気がします。

カクヨムは幅広いジャンルを支持している

サイトの印象としては、本当に面白い作品を求めている印象を受けます(ジャンル問わず)。

ファンタジージャンルなら人気のあるテンプレ要素に差別化を図れるオリジナルの+α要素。
恋愛に関しては他のサイトでは女性向けのものが多いのに対し、恋愛→女性向け、ラブコメ→男性向けのようにしっかりと分けられた親切設定で、女性も男性も楽しめる!

他のジャンルに関しても、コンテストを開催して力を入れられているようで、どのジャンルも満遍なく読んでもらえそうな感じがします。

さらにカクヨムさんの良い所は、決められた原作のみ(篠宮ハルヒの憂鬱、ログ・ホライズン、グリムノーツ、etc…)ですが、公式的に二次創作小説の投稿が認められている所ですね。著作権の侵害に怯えず堂々と自分の作品として発表出来ます! もし好きな原作があるなら、張り切って書けると思います。

まとめ

カクヨムは本気で書籍化を目指す人、又は読者や他の作家さん達と密に繋がって、読者の意見をリアルタイムで把握しながら書きたい人に向いているんじゃないかなって思います。

逆にコミュ障な作家さんには、正直荷が重い感じの小説投稿サイトです。

初めて投稿する方は土台作りとして、積極的に人と関わる事が求められてきます。自分自身と作品をセルフプロデュースして読者を連れてくるくらいの気持ちがないと、中々読んでもらえず苦戦するかもです。

とっかかりとしては、好きなジャンルの作品を読み、評価や感想を入れて交流を図りながらフォロワーを増やしていくのが堅実的かもしれません。

サイト名:カクヨム
サイトURL:https://kakuyomu.jp/
この記事のトップ画像は「カクヨム」トップページのスクリーンショットをお借りしています。